バリアフリーへの取り組み


建物のバリアフリーは、お年寄りや障害をもつ人、ケガした人、また妊産婦や幼い子を連れた人など、すべての人にとって利用しやすい建物を設計するユニバーサルデザインの考え方がコンセプトになっています。

今日では多数の人が利用する役所、駅、銀行、デパート、病院など公共の建物や、日常生活を営む住宅では、手すりのある環境が自然になってきました。

より詳しい資料はこちらからダウンロードいただけます。手すりのおはなし(PDF)

手すりの種類

手すりには、転倒を防止する役割と、歩行や動作を円滑にする役割があります。それぞれ歩行と動作の面から、次の2種類の手すりに分けることができます。

歩行補助手すり
階段・廊下やスロープに設置する長尺の手すりで、移動しながら手を滑らせ必要な時にしっかり握って使います。廊下・階段手すりとも呼ばれています。
廊下・階段手すりの製品情報
歩行補助手すり
動作補助手すり
浴室・トイレ・玄関など多くの場所に使用され、その多くがI型・L型手すりと呼ばれ、縦または、横の手すりを使って動作を補助します。
動作補助手すりの製品情報
動作補助手すり

公共の手すり

多くの人が利用する公共の建物には移動・歩行を円滑にする連続した手すりが必要です。 連続手すりは、建物の廊下・階段・スロープに使用され、視覚や運動機能に障害を持たれる方、また幼いお子さんなど移動の制約を受ける人々に、様々な配慮をしていることが望まれます。

手すりの高さ

手すりの高さお年寄りを含め大勢の人が使う歩行補助手すりの高さは床から75〜85cm程度です。特にお子さんや背の低い方、車椅子でスロープを移動される方には60〜65cm程度の手すりを追加した2段手すりが適してます。

手すりの形状

支柱手すり壁付手すり歩行補助手すりの端部は、袖口を引っかける危険があるので、手すりの端部は壁側へまたは下向きに曲がった形状が安全です。
歩行補助手すりは、廊下や階段で歩きながら手を滑らせて使うため、手すりを支持するブラケットや手すり子は、手の動きを妨げないように手すりの真下から支える形状をしています。

手すりの連続性

取外式ブラケット手すりの連続性歩行が不安定になりがちな人にとって、歩行補助手すりは連続していることが大切です。
壁のないところには支柱を使用したり、取外式ブラケット(OTブラケット)を使用して点検扉に連続手すりを施工することが出来ます。

視覚障がい者への配慮

手すり用点字シール壁の色と色違いの手すり視覚に障害のある方には、周囲の色と色違いの手すりを付けることで手すりの確認が容易になります。
また、点字シールもご用意しています。

狭い廊下・階段への配慮

手すりの復帰手すりの収納荷物の運搬に手すりが邪魔にならない、可動式ブラケット(KDS-55)もあります。

住宅の手すり

個人の住宅では手すりを必要とされる方に合わせた位置に設置することが基本です。歩行補助手すりの高さは75〜80cm程度が標準的です。

アプローチ階段

アプローチ階段手すり屋外へ通じるアプローチは気温の影響を受けやすく、樹脂などで被覆された手すりが選ばれます。また握るより手を滑らせて使用することが多いため、階段下まで連続した手すりを取付けます。

玄関ポーチ

玄関ポーチ手すり玄関ポーチの手すりも道路へ続くため、横移動の連続手すりを取付けます。特に玄関ドアの開閉に伴う身体保持には縦型手すりが有効です。

玄関

玄関手すり玄関ではかがんだり、立ち上がったり、身体のバランスを保ったりと様々な動作が必要になります。上がり框の脇に手すりがあると昇り降りが安全で、特にL型手すりが便利です。

トイレ

トイレ手すりトレイ手すりトイレの狭い空間では後ろ向きに廻ったり、立ち上がったり、座ったりする動作が大変です。縦手すりとL型手すりは動作を楽にし、トイレを便利に使用できます。

浴室

浴室手すり浴室手すり浴室では足元が滑りやすく転倒事故を防ぐため、洗い場では立座りの動作のために縦手すりが必要です。また洗い場での歩行には横手すりが身体を保持し、浴槽に出入りする際には浴槽と洗い場の間に縦手すりが非常に役に立ちます。また浴槽内での立ち座り身体の姿勢保持にはL型手すりが便利です。

廊下・階段

廊下・階段手すり廊下や階段の手すりには、連続手すりが必要です。幅員が充分でない場合は片側だけに設置します、下地が充分でない場合は補強板を介して取り付けます。

玄関ドア

玄関手すりドア開閉時に身体を支えるためには、ドアの両側に縦手すりもしくはL型手すりを取付けると有効です。

洗面・脱衣室

洗面・脱衣室手すり脱衣室は、水濡れで足元が滑りやすいため、ドアの脇に縦手すりの設置が身体のささえに有効です。