日本の平均寿命は、女性は過去20年以上にわたり世界一の長寿を誇り、男性もアイスランド、香港に次いで3位であり、日本人の平均寿命は世界一を誇っています。(2007年度厚労省データ)このような中、ここ数年、高齢者を中心に階段での転倒、転落によって死亡した人は年間700人を超えております。
当社は1932年、札幌市に中博光商店として創業し、金物店として金物全般の販売のかたわら創業期から自家工場を持ち独自ブランド製品開発に取り組み、さらに法人化された1959年の2年後には現在の技術研究所の前身となる研究部門を立ち上げ、製品の開発、改良に取組んでまいりました。
ナカ工業が手すりを作り始めて半世紀以上が経過いたしました。当時の手すりは、鉄や真鍮製でしたが、これは冬冷たく、夏熱くなる。そこで、手にやさしい手すりにしようと、30年程前に樹脂被覆の製品を開発しました。今では転倒等の危険から身を守ってくれる手すりは、公共施設・一定規模以上の商業ビルでは設置が義務化されております。
現在では、子供や車いすの人に配慮し、高さの異なる2本の手すりを取り付けた2段式の歩行補助手すりなど、形状や機能も進化しています。さらに浴室・トイレ・玄関などで使われる動作補助手すりには、縦と横のI型、L型、洋便器用の背もたれ付き、可動式など多彩なバリエーションに発展しております。また、階段滑り止め、避難ハッチ、天井点検口等数々の製品を世に送り出してまいりました。
いつの時代にあっても当社は"デファクトスタンダード(事実上のスタンダード)"を目指し製品の開発、改良をし続けてまいります。
当社は、企業人としての使命、理念、方針を「社是」「経営理念」「経営行動規範」「内部統制に関する基本方針」等に掲げ企業経営を続けて参りましたが、新たに「やさしさと安心を たしかな技術で支えます。」をコーポレートメッセージといたしました。
このメッセージには、これまで培った技術を活かし、たゆまぬ創造を続けながら社会のニーズに応えていくという創業当時からの開発者魂が込められています。
今後も、品質本位のものづくりに努め、エンドユーザーの"転ばぬ先の杖"として「やさしさと安心」をコンセプトに新たな製品を世に送り出していくことが我々の使命であると思っております。
ナカ工業株式会社 代表取締役社長
Tadaki Higuchi