PRODUCT

セフティーウイング|雪庇発生防止装置

電気などの熱エネルギーは一切使用せず、多層の羽構造で気流の流れを下流側に排出して雪だまりを防ぎます。

設置場所

主な特長

  • 試験施工による観察記録と風洞実験データの結果をもとに開発

  • 各地域の積雪量から設置高さを自由に選択できます

  • 多層化の羽構造により風速を減少させることなく、雪を下流側に排出

  • 羽状で、周囲の融雪を促進する効果があります

  • 設置後に周囲の環境変化による性能低下が発生した場合、装置高さの嵩上げが可能

機能・性能

雪庇(せっぴ)とは

積雪地帯では建築物の屋根や屋上から外壁面より外側にせりだしてくる雪の塊(雪庇・せっぴ)が落下して、通行人に危害が及んだり、建物の窓ガラスなどに損害を与える事故が多発しています。雪庇は、成長している間に融雪結氷を繰り返して硬い雪となって落下するので大変危険です。

雪庇

セフティーウイング設置前後の比較

設置前

設置前

設置後

試験設置後の効果

雪庇のできるメカニズム

雪庇は、降雪時の気温・風速・雪質の条件が揃った時に発生します。
風下側に低い段差がある場合、段差の部分では図のように気流が起きます。この時に雪が伴うと、段差外側に雪が付着して成長していくため、雪庇が出来ます。

雪庇のできるメカニズム

雪庇発生防止装置とは

建物の段差部分(屋根・屋上)に出来る気流の流れをスムーズに下流側に流し、かつ外壁面に沿って積雪以上の高さをもつことにより、雪だまりや雪庇の発生を防止する装置です。
気流の流れを変える整流板(羽)を多層に配置すると図のように建物から離れた場所に気流の渦が発生し、外壁に雪が付着しません。しかし、積雪量により装置の高さが屋上の積雪面よりも低くなると、雪庇が発生するようになるため、設置場所の諸条件を考慮して高さを設計することが必要です。

雪庇発生防止装置とは
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仕様・詳細

材質

  • 羽根/アルミ押出形材 アルマイトクリアー
  • 支柱/アルミ押出形材 アクリル樹脂焼付塗装
  • コーナージョイント/アルミPL 3.0 アクリル樹脂焼付塗装
  • 支持材/スチール溶融亜鉛メッキ
  • アンカー/ステンレス
  • カバー/ステンレス
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導入・設置

よくある質問

  • Q
    雪庇発生を防ぐ効果は本当にあるの?
    A
    雪庇の発生は地域の気象条件、建物など周辺の状況により異なります。
    気象条件の検討・風の流れなどのシュミレーションから適切な設置位置を決定します。装置を単に設置するだけでは効果は期待できませんので、弊社営業までご相談ください。
  • Q
    雪庇発生防止装置を設置するメリットは?
    A
    地域によりますが雪庇が発生すると、3~4回雪を落とす必要があると言われています。
    セフティーウイングは雪庇の発生を防止し、雪下ろしの手間や危険性を緩和します。また屋根融雪とは違い、電気などの熱エネルギー等は一切必要ありませんので設置後のランニングコストがかかりません。
  • Q
    セフティーウイングだから出来ることは?
    A
    多層にわたり羽構造になっているため、風をコントロールし風速を減少させることなく下流側に排出するので、積雪による機能低下を最小限に抑えることが出来ます。 また、羽状のため周囲の融雪を促進する効果があります。価格も製品のユニット化により、低価格を実現しました。
  • Q
    外観、屋根に合わせた色はできる?
    A
    色は、屋根・外壁にある程度合わせることが可能です。お問い合わせください。
  • Q
    雪の降る季節以外にメンテナンスは必要ですか?
    A
    必要ありません。
  • Q
    自分で取り付けできますか?
    A
    申し訳ございませんが、雪庇防止対策に必要な計算から装置の高さなどを決定しますので、お客様ご自身による取り付けはご遠慮ください。
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施工事例
セフティーウイング施工事例
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