ナカ工業と共同研究開発を行った経験のある所属ゼミの教授より、ナカ工業について教えて頂きました。ナカ工業では、建築人間工学に基づいて使い勝手を第一に考えた製品研究開発をしていることを知り、自分もそんな仕事に携わってみたいと考えたのがきっかけです。
また、学部・修士では認知症高齢者の居住空間や、トイレの使い勝手など「住環境ユニバーサルデザイン」について深く研究していたこともあり、ナカ工業でなら研究成果等を生かした福祉機器の研究・開発ができると思い、入社を決めました。
自分のやりたいことが実現しやすい雰囲気の会社だと思います。それを最も強く感じるのは年に一度、社内で開催している「技研コンテスト」です。大学時代に研究した内容を基に「オストパス」を提案したところ、入社一年目にもかかわらず製品化まで全て任せてもらえました。各専門家の先生へお話を伺うことなどもあり、発売まで約2年と時間はかかりましたが、自分のやりたい限りを尽くせたとてもいい経験であったと思います。
現在、所属する技術課では主に他大学との共同研究開発などを行っており、各種製品の評価・検討を実施しています。
技術研究所はフレックスタイム制を導入しています。以下は、ある製品の開発検討時のスケジュールです。
8:00 出社、メール等の確認、工程チェック
8:30 手書きスケッチにて製品構造などの検討
10:00 2D・3DCADにて作図・検討
12:00 昼休憩
13:00 課長へ作成した図面納まりについて相談
13:30 図面を修正し、チェックしてもらう
15:00 3Dプリンターで造形
16:30 造形した3Dモデルで検証試験・再検討
17:00 退社
大学時代は建築を専攻していたため、樹脂の性質や金属の加工方法など分からないことも多く、苦労や失敗も絶えません・・・。まだまだ分からないこと、できないこともありますが、知識や技術が増えるほど、より良い提案ができるため、そこに大きなやりがいを感じています。
同業種の方と展示会や学会等でお話しをする機会があると、ナカ工業を知らない人はほとんどいないことに驚かされるとともに、とても誇らしく感じます。その場で、ナカ工業の製品はいい製品だ、ナカ工業なら安心できると言ってもらえることが多いのも嬉しく、さらに良い製品を研究開発していこうと思うモチベーションにも繋がっています。
(職種・部門は2025年現在)